高濃度フッ素歯磨き粉

高濃度フッ素配合と書かれた歯磨き剤を薬局などで目にすることも多いと思います。市場で売られている約9割の歯磨き剤に虫歯予防のフッ素が配合されており、私たちの生活の中でも身近に取り入れやすい環境にあります。
日本では3年前までは1000ppmという値がフッ素配合の最大値でしたが、現在は1500ppmが最大配合量として世の中で販売されております。(ppmは濃度を示す値)
1000ppmの歯磨き剤を使用するより虫歯予防効果が約6%上がるとも言われています。
1500ppmの歯磨き剤は6歳未満のお子様の使用不可です。
原則6歳未満のお子様には低濃度の500ppm。15歳未満のお子様には1000ppmの歯磨き剤の使用が推奨されております。
歯科医院で塗布できるフッ素はさらに濃度が高いものでケアをさせて頂いております。
医院でしっかりメンテナンスして頂き、ご自宅では自分に合った歯磨き剤を選びご活用いただき虫歯、歯周病で困らない未来をつくっていきましょう。

欠損ドミノ

メタボリックドミノという言葉をご存じでしょうか?
下の表に示してあるように、大きな疾患や病気での死亡の前段階には、生活習慣などによる肥満、メタボリックシンドロームがあります。
そこから、ドミノ倒しのように崩壊していき、最終的には最下流の大きな疾患に繋がっていく状態を表したものです。

 

ただ、実はこのメタボリックドミノのさらに上流のドミノがあり、そのドミノは口腔内の疾患や歯の欠損からなり、『欠損ドミノ』と呼ばれています。
口腔内の細菌と全身疾患の関わりがかなり大きいこと、歯の欠損が多くなるにつれ、噛めなくなり丸のみや栄養の偏った食事から、肥満につながること、などがこのドミノを崩してしまう要因となります。

 

大きな死に至るような疾患を予防するためにも、口腔内の環境を整え予防し、ドミノの最上流で崩壊食い止めていきましょう。

歯科衛生士 高橋 恵

ボツリヌス(ボトックス)療法の話

ボトックスは美容で使うこともあれば、治療で使うこともあります。
当医院ではガミースマイルや顎のしわ、エラ(咬筋)のボトックスができます。
歯科では治療と美容の両方の要素を兼ね備えたボトックスだと思います。顔面に力を入れたときにできるしわはほとんどがボトックスで解消されます。
エラ(咬筋)のボトックスでは食いしばりが癖になっている方にすごくおススメです。また、エラの筋肉が発達している方にはボトックスを打つことで小顔効果も期待できます。

打つ部位によって様々な効果が期待できます。
詳しくは当院まで(^^)/

筋肉にゆっくり優しく注入します

精密検査(総合資料取り)

治療を開始する前に患者様のお口の中の状況を正確に把握をさせていただき、

的確で正確な治療を行うために細かく丁寧な検査を行っております。

その状況になった原因を模索して改善するための治療方法を立案、

一度治療した箇所を再度治療することのないように、また長期に渡り維持できる

最善の治療となるよう取り組みたいからです。

 

  資料どりの内容

➊ x-ray10~14枚法(1歯1歯の細部にいたるまで丁寧に診査します。)

❷口腔内写真(お口の中の状態をカメラで記録します。ご自身では見ることができない歯の裏側や奥歯を確認できます。) 

❸歯周病検査(歯周ポケットの検査)

❹スタディモデル(噛み合わせの状態、歯列、歯周病、静的な状態、動的な状態を模型上から観察することができます。)

❺プラークコントロールチェック (歯磨きがうまく行えているかどうか)

この資料をもとに、総合的に詳しく分析、診断、治療計画を立てます。

患者様のお悩みを含めて、

どのような治療を行えば最適な治療がおこなえるか、噛むことに不自由なく健康な

食生活を送っていただけるか、また審美面においても合わせて最善の方法を考え、

ご提案をさせて頂きます。

もちろん、検査結果、治療方法においては患者様と時間をかけてご相談、ご説明

を致します。

自覚症状がなく進行している虫歯や、歯周病があるかもしれません。

治療する、しないにかかわらず、一度お口の中の状況をご自身で把握されることも

大切かと思います。

気になっていらっしゃることがございましたら是非一度、検査を受けてみてください。

お待ちしております。

歯科衛生士 松田

歯がしみるのは虫歯のせい?

冷たいものを飲む機会が増えると「歯がしみる!!」と感じる事はありませんか?
しみる症状の他にも、歯と詰め物の隙間が以前に比べてざらついたり、歯が透けてきたり、着色汚れが目立つように感じる…
もし各当するものがあるようでしたら、虫歯ではなく『酸蝕症』かもしれません。

虫歯は虫歯菌による酸が原因ですが、『酸蝕症』は飲食物の酸が直接お口に入ることで歯が溶かされて症状が出ます。

飲食物の酸と言うと、お酢やレモン、グレープフルーツなどの柑橘類はイメージがつきやすいかと思いますが、ワインや炭酸が入っている飲料、スポーツドリンクなども酸性の食品です!

暑い時に飲む冷たい炭酸飲料や、酸っぱい食べ物は特においしく感じますが、

酸性の飲食物はちょこちょこ飲んだり食べたりするのではなく、メリハリをつけて摂ることが『酸蝕症』の予防になります。

熱中症予防のためのちょこちょこ飲みも、是非お水や無糖のお茶でお願いします!

もし、しみる症状や気になる事などありましたら、いつでもお気軽にお尋ね下さい。

ご来院お待ちしております。

新型コロナウィルス

 皆様、新型コロナウィルスに対して不安な思いを抱えて、日々を過ごしていらしゃっているかと思います。

そんな中、変わらず当院に通院を続けて頂き、本当にありがとうございます。

当院では、皆様に少しでも安心して治療に通って頂けるよう、通常の感染予防対策にプラスして、新型コロナウィルス対策として行っています。

1,受付に手指消毒剤を設置

2ドアノブ、自動精算機等タッチパネルの消毒剤での拭掃

3,定期的な換気

4,口腔外バキュームの使用

また、当然の事ですが、全ての器具機材は患者さんごとに交換しておりますし、滅菌器も世界最高基準をクリアした、クラスB規格の滅菌器を使用しております。

新型コロナウィルスで不安な中、足をはこんでくださっている皆様の為、当院でもできる限りの努力と安心を提供していきたいと思っております。

何か不安な点がございましたら、いつでもご質問下さい。宜しくお願い致します。

                      歯科衛生士 高橋 恵

プロフェッショナルケアを試してみませんか?

 

歯科衛生士の櫻井です。

皆さん、歯の着色や汚れが気になることはありませんか?
大事なプレゼンの前やデートの前など…すぐに綺麗にしたい時、プロフェッショナルケアがお役に立てるかもしれません‼
コーヒーや赤ワイン、タバコなどが原因で歯面が汚れている場合は、1日でスッキリ綺麗になりますよ!

当院では様々なプロフェショナルケアをご用意しております。必ずご希望に合ったケアをご提供させて頂けると思います。
歯を傷つけることなく汚れのみを取り除くため、繰り返し行っても歯に負担はありません。

歯周病の治療や予防だけでなく、皆さんの日常にも是非当院のプロフェッショナルケアを取り入れてみてください。

ご来院お待ちしております。

 

インフェクションコントロール

院内の感染管理対策にはいくつかあります。

その中でも当院はチェアの中で循環する水にも注目しています。

ビルトインサニテーションアダプター

チェア内の水を定期的に循環させ常に出てくる水がきれいな状態を保ちます

高度な技術が集約されている精密なユニットなので

しっかりメーカーの人から学んでもらいます

見えないところだからこそ気を使わなければいけないところです

銀歯?アマルガム?

こんにちは。

アマルガムという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

歯科用のつめものとして昔はよく使われてましたが、最近は使用禁止しており、歯科大等でも教わることはありません。若い歯科医師だと、扱い方がよく知らない人もいるでしょう。

アマルガムとは、水銀と他金属との混合物と定義されていますが、

歯科でいうアマルガムとはいわゆる「銀スズアマルガム」を指しています。

混合することでアマルガメーションという反応によって、銀スズ合金と水銀が反応していくわけなんですが、一部未重合反応として銀スズが内部および表面に残ることになります。これが咬んだ時や口の中の唾液などによって溶け出してしまうため脆い性質があります。

アマルガメーション反応
γ:銀スズが反応後にも残留している

アマルガムが使われていた時代は他に代替材料がなく、安価で扱いが容易であったため日本中に普及しました。

もし皆さんのお口に小さな銀色の詰め物が入っている方は昔やった治療であれば、それがアマルガムである可能性は高いです。

通常水銀というと毒性を連想しますが、毒性がある水銀は生物濃縮を受けやすい脂溶性の「有機水銀」のことであり、アマルガムは「無機水銀」なのでそこまで過敏になる必要はありません。

ただし、アマルガムは溶けやすい性質があるので常に金属アレルギーの原因である水銀イオンやスズイオンを摂取し続けていることになります。金属アレルギーとして金属イオンを許容できる量は人によって様々ですが、除去しておくに越したことはありません。

もしあなたの歯がたくさん残っているならば、「コンポジットレジン修復」といった方法で治すことができます。

これはアマルガムなのか?銀歯なのか?判別つかないこともあるかと思います。もし不安なことがあれば当院がご相談にのりますのでお気軽にお問いあわせください。

院長