70年使い続けるもの

皆さんの身の回りで『70年使い続けるもの』って、何か思いつきますか?

家電…?車…?

実は、永久歯がそれに該当します。

永久歯は10代前半で生え揃い、生涯に渡り70年以上毎日使われ続けます。

(日本人の平均寿命 男性 81.64歳 / 女性 87.74歳 厚生労働省より)

長い間使われる永久歯は、お口の中で細菌や飲食物による酸の影響や

歯ぎしり、食いしばりの力の影響など、とても過酷な環境に日々晒されています。

これらの要因から大切な歯を守るためには、歯科医院での定期的な

メインテナンスが必要になります。

いつまでも自分の歯で美味しく食事を楽しみたいものですね。

何かお困りごとがあれば、お気軽にご相談ください。

歯科衛生士 真下

寒さとお口の関係

先日は都内でも5センチを超える積雪がありましたね。

虎ノ門もすっかり雪化粧でした。

そこで、寒さ厳しいこの時期お口の中で起こりうる困りごとを上げてみました。

① 食いしばり

寒さをぐっと我慢するとき、寒さに耐えれるよう体が熱を作るとき、上下の歯と歯がくっついていたりガチガチぶつかっているかもしれません。

食いしばりは歯が欠けたり、折れたり、顎の関節が痛くなったり、歯周病や虫歯がおこりやすくなったり、、、と実は大変怖いものです。

寒い日、歯が合わさってないかな?と意識してみて下さい。

② 口腔内乾燥

寒い晴れた朝、東京や太平洋側では空気が乾燥しています。

手やお顔、お肌も乾燥してきますが、必然的にお口の中も乾燥してきます。

お口の乾燥状態が続くと唾液がうまく潤滑していない為、虫歯や口臭のリスクが上がってきてしまいます。

こまめな水分補給やうがいキシリトールガムの摂取など工夫してみてください。

③ 知覚過敏

冬の寒い空気や、冷たいお水で普段は何でもない歯が、いつもよりしみてきてしまう事があるでしょう。それは知覚過敏の症状です。

しかし、もしかしたら、虫歯が隠れているかもしれません。

気になったら、早めに歯科医院を受診してくださいね。

まだまだ、寒い時期は続きそうですが、これを乗り越えたら楽しい何かがきっとまっているはずです!!

身体に気をつけて頑張りましょう。

お口のお困りごとがあれば、いつでもご連絡ください。

歯科衛生士  高橋 恵

オーラルフレイル

あけましておめでとうございます。

お正月で普段食べないものを食べる機会も多かったかと思います。

あれ?去年よりもしっかりもの噛めないな?と思ったこと、ありませんか?

近々よくテレビや雑誌などで良く耳にする「オーラルフレイル」ってご存知でしょうか。

フレイル【 frail 】というのはもろい、薄弱なという意味の形容詞で、オーラルフレイルとは口の中の昨日が以前より衰えてしまい活力が低下した状態を言います。

オーラルフレイルは病気ではなく、「状態」そのものを表現するための言葉です。

症状としては、食べこぼし、むせ、噛みにくい、口の中が乾く、滑舌が悪くなるなどが挙げられます。

最近ちょっとした「かたいものが食べにくい」とかちょっとしたことを放置しておくとオーラルフレイルの進行を早める事があります。

噛めない→柔らかいものを食べる→噛む機能が低下する→噛めない

という悪循環が始まってしまうとご飯を食べる機能の低下から栄養状態が悪くなり、全身機能の低下へとつながります。全身機能の低下は生きる活力が低下し、ますます栄養を取ろうとしなくなります。このらせんを描くように徐々に機能が低下してしまう状態を「オーラルフレイル」と呼んでいます。

オーラルフレイルは線引きが難しいがゆえに、発見も遅く、進行しすぎてしまった状態だと対処が難しくなってしまいます。

歯が欠けてそのままになってしまっていませんか?

歯がしっくりこなくて反対側でよくものを噛んでいませんか?

健康で文化的な老後を送るために、いま歯医者でできること、ありますよ。

おじまデンタルクリニック虎ノ門 戸川