唾液のパワー

筋肉と話す人のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

怪我をしたときに唾をつけておけば治る!
と聞いたことはありますよね。それは真実だとおもいますか❓

実は、唾液には止血を助けたり、傷口に侵入するバイ菌を減らしたり、炎症を抑える抑える機能があるのです‼

人間の唾液には、抗菌作用があるリゾチームやペルオキシダーゼという酵素や、
母乳や涙、汗にも存在するラクトフェリンという感染防御機能をもったタンパク質などが含まれているのです。

口の中の傷の治癒が早かったりするのは、これらの作用が働くからです。
ですから、抜歯🦷をした後の傷は治りやすい!
皮膚の傷は1週間ではなかなか治りませんが、抜歯して1週間経った歯肉や粘膜はほぼ修復しているのです。

人間の身体ってすごいですよね・・😲

唾液の量が少ない人は、口の中の自浄作用や殺菌力が低くなります。
唾液をしっかり分泌するには、よく噛むことが有効です。よく噛んで食べることは、食べ物の消化を助けて胃腸の負担を軽減するだけでなく、侵入してくる細菌やお口の細菌の繁殖も抑えてくれるのです。

やはり、傷は唾をつけておけば治るは間違いないかもしれません。

🎃怪我のないようにハロウィンを楽しみましょう🎃

歯科衛生士 井野口



GBT認定クリニックになりました!

朝晩がすっかり冷え込むようになり、日中は過ごしやすい日が増えて秋らしい気候になってきました🎃

先日、虎ノ門院はGBT認定クリニックに登録されました!

プロフィラキシスマスター

GBT(ガイデッド・バイオフィルム・セラピー)とはEMS社が提唱しているバイオフィルム(お口の中の細菌が集まって作られた細菌膜)の除去を目的とした予防処置です。 予防歯科先進国のスイスで作られ、世界的に使用されているEMS社「プロフィラキシスマスター」を用いたプロによるメインテナンスシステムでバイオフィルムをしっかりと目に見える状態にして効率的に処置をしていくため、器具による歯への不必要な接触を極力減らすことができ歯のエナメル質や象牙質、または歯茎などにとってとても優しくバイオフィルムを除去していくことが出来るのです。従来のスケーラー中心にカリカリと歯石を削っていく予防処置が苦手だと感じていた方は是非GBTをお試し頂ければと思います✨

当院でエアフロー処置をした患者さんもツルツルになった!きれいになった!と喜んでくださる方が多くいらっしゃいます😁

少しでも多くの歯を残せるよう、患者様に快適にメインテナンスを受けていただけるようこれからも邁進してまいります🦷メインテナンスご希望の方はお電話にてご予約を承っております。ご連絡お待ちしております📞

歯科助手 菅谷

ドライマウス

ドライマウスはさまざまな原因で唾液の分泌量が低下し、口の中が乾燥する病気です。「口腔乾燥症」ともいいます。 薬の副作用やストレス・緊張による交感神経の刺激で唾液の分泌量が少なくなることで起こります。 糖尿病や腎不全、シェーグレン症候群など、ほかの病気や年齢による唾液量の低下も原因となります。また口で呼吸することで唾液が蒸発してしまい乾燥を感じる場合もあります。

ドライマウスの方は唾液の分泌量が減って口の中が潤わず粘つき、舌の痛み、口臭などの症状のほか、乾いた食品を食べられない、食べ物をうまく飲み込めないといった症状があります。口の中が乾くと、唾液の持っている自浄作用が失われ、歯垢がつきやすくなり、むし歯の原因となります。さらに舌のひび割れや痛み・口臭の悪化・摂食障害・味覚障害・発音障害などが現れることがあります。特に高齢者は、そのまま放置しておくと、食べ物を飲み込む能力が低下する摂食嚥下障害から重篤な病気になりかねません。

ドライマウスに対し歯科では、まず、問診・触診のほか、口腔内診査や唾液量検査などを用いて複合する病因を特定していきます。次に糖尿病や更年期障害、薬の副作用など、複数の原因に対してさまざまな治療法を組み合わせ、その要素をひとつずつ取り除いていくことになります。このように、ドライマウスは全身疾患のひとつの症状として口腔に現れることが多いため、歯科と医科の連携が非常に重要になります。 歯科での実際の治療には、人工唾液や保湿ジェルなどを用いる対症療法、唾液分泌促進剤による薬物療法、筋機能療法などがあります。

また、次のような対処法もありますので、疑いがある場合は試してみることをおすすめします。

1. 口が乾く前にこまめに水分補給する。

2.虫歯や歯周病などがある場合は早めに治療し、歯が無い部分についてはブリッジ、義歯へ、インプラントなどの治療をして、よく嚙め、唾液をしっかり出させる環境を整える。

3. お風呂上がりの血流がよくなっているときや、リラックスしているときに唾液腺をマッサージする。 両方のあごの下、ちょうど親知らずのあるあたりの下には顎下腺(がっかせん)があり、耳の前方には耳下腺(じかせん)があります。これらをゆっくりマッサージすることで、口の中が少しずつ潤ってきます。

4. 舌、頰の筋肉を意識的に動かして鍛える。

5. 寝る前に乾燥を強く感じる場所に保湿剤を塗布するなどして、口の粘膜を保湿する

6. 漢方では白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)、麦門冬湯(ばくもんどうとう)、五苓散(ごれいさん)などがありますが、効果には個人差があります。

皆様も口の乾きを覚え、生活の不便さえも感じるようになったらお近くの歯科医に相談し、適切な治療を受けていただきたいと思います

                     歯科衛生士:新戸