イルカはなんと虫歯になることがありません。
イルカの歯は魚を逃がさないようにすべての歯が鋭いフォークのように尖っていて、歯と歯の間は 上と下の歯がぶつからないような構造になっているので大きく隙間があいています。そして、 食べ物を噛まずに丸飲みしているので、食べかす等で歯が汚れないからです。
イルカの歯は食べ物をすり潰すためではなく、主に魚を捕るためや、自分の身を守るためにあります。イルカの歯には生え変わりもなく、一生同じ歯で過ごします。虫歯知らずで羨ましいですよね!!
では、私達の歯はどうでしょう?
人の歯は乳歯から永久歯へ生え変わり、さらに生えてくる場所によって形が異なります。それぞれ 食べ物を噛み切る、かみ砕く、すりつぶすといった役割があります。そのため、どうしても歯と歯の間に食べ物が挟まりやすく、歯磨きをしないままほったらかしでいると、虫歯になり、更に放置をすると抜けていってしまいます。
私達はしっかり噛むことで、筋力が高まり姿勢が安定するだけでなく、脳の血流が良くなるので集中力や判断力が上がります。噛む力が強い人ほど、俊敏さが高いという研究結果もでています。
このように人にとって歯は非常に重要な役割を果たしているので、虫歯にならないようきちんとケアを行い、正しい咬合で噛めると良いですね☆★☆
歯科助手:有田