少し前の記事になりますが、ビジネス雑誌プレジデントで
50代~70代の方1000人に人生を振り返り『 健康 』に関して
どんな後悔をしていますか?という興味深いアンケートです。
3位 日頃からよく歩けばよかった、
2位 スポーツなどで日頃から鍛えておけばよかった、
1位 歯の定期検診を受けておけばよかった、
という結果でした。
アンケート対象世代ではこのような後悔をされているようです。
若い時はなかなか実感として思うことのない『 口の中 』の
トラブルが、放置していることによって知らず知らずのうちに
虫歯や歯周病が進行していて、気付いた時にはすでに慢性化して
重度の状態だったり、歯を抜かないとならないとか、治療にも時間
がかかる状態だったとか、、。
虫歯や歯周病の初期はほとんど痛みもなく進行していきます、
なかなか自分では気づかないことがほとんどです。
何もトラブルなく『 噛む 』という事がどんなに大切なこと
なのかとじみじみと実感される方が多くなる年代なのでしょうか?
アンケートの理由として
1 歯を失うことで食事の楽しみが半減すること、
2 歯の治療、また歯を失ったところに補う治療費用面、
3 口元の見た目 などあげられていました。
50代ごろから日頃ため込んできた歯の小さなトラブルが
急に深刻になりだして歯医者に行かれる方が多いという事で
しょうか?
クオリティ・オブ・ライフという言葉があります。直訳すると
『 人生の質 』、『 質の良い人生 』ということですが、
歯もクオリティ・オブ・ライフの向上のためにはとても重要で
食べ物をなんでも自由に噛んで食べることが全身の健康に
つながります。
そのためには歯のメインテナンスがとても大切なんですね。
毎日歯を磨くことも大切なのですが、自分で磨いていると思って
いても磨ききれないところが多くあり、磨き残しとなって溜まって
いきます。これがトラブルの原因です。
自分で落としきれない汚れはプロによるクリーニングが必要です。
健康管理の一環として歯の定期検診、クリーニングを是非受けて
いただきたいと思います。
定期検診では自分で気づかない虫歯や歯周病を早期発見できます。
簡単な処置で改善できることがほとんどです。
健康な『 歯 』を維持するために検診、クリーニングを
しましょう。
歯科衛生士 松田