食生活によって変わる歯

数年前から釣りにはまり始め、街中で釣り具屋さんを見つけるとテンションがあがる、歯科助手の有田彩乃です。

みなさんは魚にはどのような歯があると思いますか?

主に丸のみさん噛みつきさんハイブリッドさんと3つのタイプに分かれます。

丸のみさんの特徴は、獲物を吸い込んで捕食するため歯と呼べるようなものはありません。また、顎の力は弱く噛みつくとは程遠い力しかありません。ソース画像を表示

噛みつきさんの特徴は、まず噛みつきます。それから少しずつ奥へ送り込むようにして結果的には丸のみしますが、吸い込むような魚とは違い内側に向いた鋭い牙が無数にあります。1kil.png (640×344)

ハイブリッドさんの特徴は、牙もあるし硬い甲殻類も潰して食べれるような円柱状の人に近い歯もあります。硬い貝をかみ砕くほど強力な顎の持ち主なので、鋭い歯が少ないといって口に指を近づけるのは危険です。ソース画像を表示

3つのタイプの魚たちを紹介しましたが、みんな食生活により歯の形が進化しているのが分かります。

では人間はどうでしょう?

私たちは、幼少期に柔らかい食べ物ばかり食べると顎の発育不全につながります。ただ、成人になると硬いものを食べることで歯に大きなダメージを与えてしまうことがあるのです。硬いものを噛みすぎると顎の筋肉を使いすぎて肩こり頭痛の原因になったり、歯が欠けたり割れたりする原因にもなります。食事のときによく噛んで唾液の分泌を促すことはとても良いことなのですが、よく噛むことと長い時間強く噛み続けることとは別問題なんです。

美味しい食事をしっかり噛めるように、みなさんも一緒に私たちと歯の健康を守っていきましょう!!