肥満は歯周病をより悪くする

 タバコって、何においても悪そうですよね。全身の病気になりやすそう。    

老化が進みそう。印象が悪そう。。。色々ありますよね。           

もちろん、口腔内にも良いことがありません。歯周病にかかりやすかったり、治り

にくかったり。。。エビデンスもきちんと存在します。            

しかし、こんなイメージの悪いタバコよりも肥満の方が歯周病をより悪くするとい

うデータが存在するのです。

アメリカ8年間にわたっておこなわれた、歯周病と喫煙の研究によると、    

同じ年齢や性別、同じような生活環境であっても、喫煙者は非喫煙者に比べて 3.97倍(オッズ比)も歯周病になるリスクが高いという結果となりました。 やはりタバコは歯周病になりやすいようです。こわいですね。

 

そして肥満の世界の研究機関で報告されているデータをお出しすると、      

BMIが20未満(やせ、正常)の人を1とすると、             

BMIが20~24.9(正常)の人は1.7倍、              

25~29.9(肥満1度)の人は3.4倍、                 

30以上(肥満2度以上)の人は8.6倍も歯周病になるリスクが高まるという結果となりました。

 オッズ比でみると、タバコと少し肥満の人は同じくらい、とても肥満の人は  倍以上リスクが高くなることがわかります。                 

何よりも正常なBMIの人の8倍もリスクが上がることがわかります。。。これは、とても怖いですね。。。 

いつまでもおいしくごはんが食べれるように、体重のコントロールも大切ですね♪

歯科衛生士 髙橋 恵

肥満が歯周病を悪化させる仕組みを解明-腸内細菌は歯周病に影響を与える      

新潟大学院医歯学総合研究科口腔保健学分野 山崎和久教授         

(研究当時、現所属:理化学研究所生命医科学研究センター           

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