ヒラメとカレイの見分け方としては顔の位置から左ヒラメに右カレイというのが有名です。ヒラメもカレイも生まれて間もなくは一般的な魚と同じように体の両側に目があって泳いでいます。しかし大きくなるにつれて片方に目が寄ってきて海の底に生活の場を移します。体の左側に目が寄ったのがヒラメで、右に寄ったのがカレイです。
表(色のついたほう)にして目が上に来るように置いた時(魚の腹側を手前にしたとき)頭が左なのがヒラメ右になるのがカレイです
しかし、実はカレイの仲間には左側に顔がある子もいるためこの見分け方が通用しない時もあります。その時に見分けるのが歯の違いです🦷
ヒラメの歯は大きく尖っていて、カレイの歯は小さいんです。ヒラメはアジやイワシを食べるので大きくて強い歯を持っていますがカレイはイワムシやゴガイを食べているので小さい歯をしているんですね。
歯の違いは顔にも表れておりヒラメは口が裂けて怖い顔で『おおくち』などとも呼ばれますがカレイはおちょぼ口の優しい顔で『くちぼそ』なんて呼ばれたりもしています。
最近は1匹をさばいていない状態で見る事は少なくなってきましたが釣りをされる方やもし鮮魚店で見かけた際にはお顔だけでなく口元にも注目してみて下さい👄✨
歯科助手 菅谷