本医院にAEDを設置いたしました。
AEDとは、心臓がけいれんし血流を流すポンプ機能を失った状態 (心室細動) に
なった心臓に対して電気ショックを与えて正常なリズムに戻すための医療機器です
2004年より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになり、
病院や診療所、救急車はもちろんのこと、空港、駅、スポーツクラブ、学校、
公共施設、企業など、人が多く集まるところを中心に設置されています。
AEDは操作方法を音声でガイドしてくれるため、電気ショックが必要な方にのみ
電気ショックを流す仕組みになっています。
心停止は心臓を動かす電気信号がいじょうになって起こるとされます。
心臓はその電気信号によって定期的に拍動し、血液を全身に送りだしていますが、
その信号がなんらかのきっかけで乱れ、心臓がけいれんしている状態。
けいれん状態の心臓は伸収縮できなくなるため、心臓から血液を送り出すことが
できなくなり、そのまま何もしないでいると時間の経過とともに生存率がどんどん
下がってしまいます。
そこでそうなる前に電気信号を整えてけいれんした心臓を正常な状態にもどす役目
を担うのがAEDなのです。
心肺蘇生の講習も本日朝一でスタッフで受けました。
救急車が到着するまでの間、現場でAEDをいち早い救命活動がじゅうようになり
ます。
心停止から1分経過するごとに7~10%生存率が低下していくそうです。
2分後で75%の生存率も、10分後には0%近くになってしまうそう。
できるだけ早く除細動を行うことが傷病者の生死を決めることにつながります。
万が一に備えてありますので、その万が一がありました時には是非声をかけて
ください。
歯科衛生士 松田