ペリオドンタルメディシン

ペリオドンタルメディシンという言葉を聞いたことがありますか?

歯周病関連全身疾患の概念を言います。また、歯原生菌血症とも言いいます。

お口の中に歯周病が持続的に続いている場合、歯周病菌、その炎症の産物が

歯肉から侵入し、血管を介して全身の臓器に影響を及ぼす

全身疾患発症の要因になりうるということです。

これがペリオドンタルメディシンです。

近年お口の中と全身の健康と非常に関わりがあることがわかっており

単に歯を残す治療目的だけではなく、

全身の不調に関与しうる歯周病を防ぎ、

病気の始まりや、持病の悪化を防ぐ目的が重要視されております。

全身疾患と関連すると考えられるケースとして

糖尿病

肺炎 (誤飲性肺炎)

心筋梗塞(アテローム血栓性心筋梗塞)

脳梗塞(アテローム血栓性脳梗塞) 

早産              など 相互に深く関係しています。

口の中を常に清潔、きれいにしておくことは虫歯、歯周病予防だけではなく、

とても大切なことなんですね。

今度は糖尿病との関わりについて説明したいと思います。

                         歯科衛生士 松田